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2008/06/08(日) 13:20:16 [『外伝 ベルサイユのばら -ジェローデル編-』]

植田先生の脚本演出によって、池田先生の生み出したベルばらなんだけど、それとはまた違ったベルばらの世界を作っています。

昔は映像で、突っ込みながら見た覚えがあります。
生では見ていません。
原作を何度も読んでいたために、どうして、このシーンをこういうふうに入れてくれないんだろうとかいろいろ思っていました。今は、昔真剣に読んだ原作の中身をほどよく忘れて、読み返したものの、そんなに厳密に覚えていないし、こだわってもいないので、原作と比較して、ああだったらこうだったらとかは思わなくなりました。

映像でいろいろベルばらを見ているうちに、今宵一夜や、毒のシーンや、バスチーユや・・・いろんなお決まりのシーンが楽しみになりました。これらが宝塚のベルばらの世界を形作っているのでしょうね。

これまでのベルばらでは、お話としては、2001年の星組のオスカルとアンドレ編の大劇場バージョンが好きなのですが、それでも、もう少しアンドレの比重が高ければと思ったりもしました。私は、宝塚のベルばらではアンドレが好きだったんだと思います。原作ではオスカルですが。

そういう思い入れがあったので2006年のオスカル編を見て大きく落胆しました。
アンドレの出番が少ない。見たいシーンが欠けている。(膝枕のシーン)
オスカル編だから出番が少ないのは仕方がないのですが。
各組トップさんの特出があって、スケジュール的にも比重があげられないでしょうし、当時の組のトップさんの朝海さんを上演組の主演者としてトップの特出があってもひときわ目立つ構成にしないといけないという配慮もあったと思います。

植田先生は、ジェンヌさんの学年や立場をとても重視した台本を書かれるように思います。だから、当時ベテラン娘役トップさんだった舞風さんの比重もきちんと配慮されたのですが、その方向性はちょっと疑問を持ちました。

今回の外伝、配役が発表されたとき、フェルゼンが出て、オスカルが出て、アンドレが出なくて、アランもいない。そして、オスカルが桂ちゃんだった。
この時、お話のひとつの方向性は見えたような気がしました。オスカルとジェローデルは深くはからまないと。もし、ゆみこさんがオスカルだったらジェローデルとオスカルが深くからむこともあるだろうと思っていたのでちょっと残念に思ったことを思い出します。

プロローグのショーがあり、
宮廷の場面があり、
オスカルファンクラブあり・・・
ここまでは、ショーと登場人物紹介ですね。
植田先生の作品、「パリ空」もそういえば、始まりは延々とショーと人物紹介があったことを思い出しました。

本当の物語の始まりは、第10場のフェルゼンが祖国に帰るというシーンでしょうか。
・ジェローデルとソフィアのこれまでのおだやかで幸せな日常と関係を想像させる別れのシーン。
(ジェローデルは好意は持っていても、まだ、ソフィアのことを思っているとは自覚していません。でも、端から見たら恋人に見える。似合っているのです。)
・国民議会に居座っている平民議員を排除のエピソード。(オスカルの思いがわかっていて、反対の立場でその場にいたジェローデル。オスカルを大切に思うがゆえに、大事に思っている貴族の将校という立場を捨てて、いえ、命を捨てる覚悟で退却を決断するジェローデル。もう、地位や財産もあって、オスカルのために何かできるジェローデルではなくなるということですよね。そういう意味でも決別を感じました。)
・革命。(貴族側が優位だったのが、だんだんと平民の力がまとまり、革命が成功したという状況がとてもよく分かるシーンでした。よかったねと思うとともに、ジェローデルたち貴族に思いをはせると胸が痛みます。)
・スウェーデンでのジェローデルとソフィアとの別れ。(この段階では、ジェローデルがオスカルへの思いを断ち切ったあと、気がつくのはソフィアへの思いだと頭の中ですでにつながっています。ソフィアの奥ゆかしさもとてもよくわかり胸に響きます。思いを打ち明けるけれどもすでにちょっと遅い。)
・聖堂。
(革命後の世情や二人の状況を逼迫した状況で語りあう二人。美しく悲しいシーンです。)



そんな私が見た今回の外伝。
だいたい、原作にはほとんどその人物像は出てこないのでもともと想像しようもなかったのですが、革命の中、ジェローデルの貴族としての自覚にとらわれた生き方に共感しソフィアの奥ゆかしさにも共感し、涙しました。

Comment


昼速報
ジェローデル様、昨日よりもさらに熱演だった様に思います。
ラストの長台詞の無念さといい、死の間際の涙といい、本当に見ている方が胸が痛くて、切なくて。
悲しみに静かに浸っています。

ゆきしろさん、
今日の昼速報ありがとうございました。

ラストの長台詞、胸が痛くなりますよね。
傷を隠して、軽く腰掛け、「無念です」の台詞の声が忘れられません。

昼の部終了
掛け声は「市川!」
カテコ「皆様の今年の夏の予定が決まりました!八月、ぜひ大劇場でお会いしましょう」
みたいな感じだったと思います。

ゆきしろさん、またまた、ありがとうございました~。

全ツ会場で観て、夏に旅行がてらにでも大劇場に行こうと思ってくださる方々がおられたらいいですね。来年からスケジュールが変わりますので最後?の長期公演ですし。

夜の部速報
ラストシーン、ジェローデル様の右目の目頭から涙が流れ落ちるのが見えました。

夜の部も絶好調のようですね。

悲しくも美しいラストシーンが目に浮かびます。
ゆきしろさん、ありがとうございました。


市川夜公演終了
掛け声は昼と同じ「市川」でした。
ご挨拶は「この二日間、地元の皆様の熱い拍手に支えられ公演出来ましたこと心より感謝申し上げます。私事ではございますが、千葉市民であった時間と、宝塚市民でいる時間がほぼ同じになりました。次回はぜひ私の第二の故郷であります、宝塚大劇場でお会いしたいと思います。」
みたいな感じだったと思います。

ゆきしろさん、ありがとうございました!

市川の熱気をほぼリアルタイムに伝えていただいて嬉しいです。

ミズさん、千葉市民と宝塚市民の時間がほぼ同じ、なんだか感慨深いです。長い間、タカラヅカで頑張ってこられたんだなあって。

ミズさんはじめ、全ツ組のみなさん、そして、ゆきしろさんはじめ、市川御観劇のみなさん、お疲れさまでした。


次は北海道ですね。そして、相模大野。
楽までお元気で頑張っていただきたいです。




何度もすみません。
その度にコメント頂き有難うございました。
私は市川のみの参戦なので全国ツアーも今日で終わりです。
あっという間に過ぎた夢の様な週末でした。
れんげさんのベルばらに対する想い、とても共感出来ます。
ベルばらについて語るとつい長くなります(笑)。
今回脚本については批判的な意見も耳に入って来てるのは事実ですが、老若男女が楽しめる大衆演劇の作り手としては植田紳爾先生は小林一三先生のご遺志を忠実に継いでいらっしゃると思うんです。
まして娯楽として観にいらっしゃる方の多い全国ツアーですから、これでいいんじゃないかなと思うところ大、です。
私はベルばらがとにかく好きなのでフリルたっぷりの宮廷服や輪っかのドレス、軍服やマントにロングブーツ、華やかな宮殿のセットを見ているだけで夢心地になります(笑)。
それに何より水さんはベルばらが似合う!
まさにベルばらの申し子です。
ジェローデル様はオスカル嬢を、壮絶なまでに美しいとおっしゃいますが、壮絶なまでに美しいのはジェローデル様の方かと。
今日は近かったせいもあって、ジェローデル様のあまりの美しさに始めから終わりまで見とれていました。
長文失礼しました。
販売ビデオの発売を楽しみにしながら、明日からまた現実の世界に戻ります。
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ゆきしろさん、こんばんは
2日間、お疲れさまでした。
今頃ミズさんのジェロさまの余韻に浸ってられることでしょう。

>老若男女が楽しめる

そういう意味では植田先生は信頼できますね。

>水さんはベルばらが似合う

本当にそう思います。ベルばらのメイク、衣装が映えます。

私も販売ビデオの発売が本当に楽しみです。

22:01の方、
市川公演の感想ありがとうございました。

嬉しく、楽しく読ませていただきました。
相模大野もご覧になられるとのこと、楽しみですね。またのコメントをお待ちしています。ありがとうございました。

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