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2008/09/13(土) 21:31:11 [『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』]

今日は、W観劇でした。
午前は、2階A席センターブロック
午後は、1階S席下手端

1週間ぶりに見て思うことは、
まずは、ミズさん、その舞台上のネロとしての居方がより、リラックスしたとでも申しましょうか、
タカラヅカの男役さんとしてのカッコをつけたカッコよさという感じの部分がほとんどなくなり、自然な男らしさが増したように思います。自然な男らしさがなんともかっこよく溜息がでます。

ゆみこさんとのお芝居の呼吸も本当にぴったりで舞台ということを忘れて、まさにネロとエスコバルという二人の人物がすぐそばにいるような気持ちにさせられます。

きたろうくんが、どっしりとした存在感が増して、よくなったように思います。

リナレスが捕まる場面は荒っぽく緊迫感が増したように思います。


少しづついろんな面で変化していますね。
変化といえば、ネロが襲われて、「かすっただけだ」の血のりの面積が増えてました。前は血が二筋ほど垂れているってかんじでしたが。

W観劇して思うのは、ショーのジャングルは2階センターで見るのが美しいです。
全体が見通せるのと、ミズさんがせり下がられるぎりぎりまで見えますし。
ここのダンスもいいですね。昨日は海のシーンがさらによいと書きましたが、オペラでミズさんを見たらずっとそのままオペラで見たくなります。ひとつひとつの振りがあやしく魅力的です。表情も。

1階下手端で見たとき、祝祭の場面で、視線の先、舞台の上手上方に赤い宝石のついた金の指輪がつるされているのが目に入りました。ゆみこさんと桂ちゃんのゴールドの衣装が指輪の輪の部分で、赤い石の部分がミズさんの衣装のようにも見えました。

そういえば、ショーでかなめちゃんの髪型がとても素敵でした。シルバーの粉が金髪の間できらきら輝いて。髪型といえば、ミズさんも髪の毛を少し切ってられました。上のほうが軽くなっていました。

かなめちゃんといえば、下手端から見たとき、ミズさんが踊っているのを指輪の上から見ているところがよく見えました。


今日の特記事項は・・・(笑)
グラシャスのきめポーズのところで、ウインクプラス音入り投げキッスでした。
私の周りの席の方々、その瞬間小さく声をもらしてみなさんなぎ倒されてました。

今日の午後、ネロとエスコバルのシーン、ちょっとぐじゅぐじゅが足りなかった?でしょうか?
でも、その分、熱く強く熱演?

2008/09/12(金) 20:54:40 [『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』]

基本的には、8月9日の初見の感想と全く変わっていないのですが、かなりの回数を見た今、思う事を書きとめておきたいと思います。

まずは、「マリポーサの花」ともども、今回のこの2作品、大好きです。
どちらもずっしり中身があって重いので、知人の中にはショーはミロワールのように、盛り上がれるタイプのほうがよかったという人もいますし、そうかもしれないと思いもしましたが、今思うのは、これでよかった、いえ、これがよかったということです。とても好きなショーです。毎回、深く考えず、美しいもの激しいもの、豪華なもの、優雅なもの、ゆめゆめしいもの、切ないものなどなどに浸りきって楽しんでいます。
衣装が豪華、ダンスが魅力的、歌も好き、セットも面白くてシンプルでいて豪華。
ジャングルの女のゆめみさんとひめちゃんの妖しい笑顔とつんとした無表情な対照的なお二人の表情を見ているだけでも何かを考えさせられていたり、舞台にいる大勢の一人ひとりをもっと突っ込んでみればさらに面白いのでしょうけど、なかなかそこまでは見尽くせていません。

ソロモンの指輪のお話、わかったようで分からないような夢のお話をなんとなく楽しむ。かつて見た、ちょっと怖い?童話の世界のいろんなページが次々と繰り広げられるような。その楽しみ方は見方によってまさに、さまざま。

たぶん、DVDにするとき、どんな風に映像に残すか、困ることでしょう。
だいたい、見る場所によっても見え方がずいぶん異なるショーなのですから。
きっと、私が8割がた見ている風景とはかなり違った映像になるのだろうなって思います。

幕開きはミズさんに注目したい誘惑に勝てず、極楽鳥のコマちゃんとせしるちゃんを見落とすこと数知れず。でも、何度かはオペラをはずして全体を見ているのですから、見たいと思って見ているはずなんですが、動きや表情など、はっきりとは脳裏にやきついてはいません。後ろにも大勢いますしね。目が忙しい。

指輪の上に立つ、豪華黒燕尾のミズさんには、いつも心の葛藤がつきまといます。ミズさんをずっとオペラで見たい!と。でも、下のもそもそした極楽鳥も見たいし、舞台手前も見たいし、セットの動きも見たい。オペラで見ては全体を見、オペラで見ては全体を見、としてはいるけれども、いっぱい見落としているとでもいいましょうか。一方をしっかり見れば、一方を見落とすというのがやまほどある作品です。ある日はこっちを見ていたら、ある日はこっちを見落とす。
指輪の上に立つミズさんは、私としては、ミズさんビューも欲しいという結論になります(笑)全体も見たいし。ここは、セットといい、衣装といい、登場人物たちといい、豪華です。

主題歌も聴けば聞くほど魅力的です。
マリポーサの主題歌もとっても好きでそれだけでも主題歌CDを買いたいと思っていますが、ソロモンの主題歌も楽しみです。(ミズさんが歌っていないのは残念ですが、それは、公演の実況CDで聞けますね。)

ジャングルの妖艶なダンスも魅力的ですが、ダンスと言えば海のシーンのダンス。
これも、ミズさんビューも欲しいですね。全体も見たいし。

私の中でなぜか、未だにストンと落ちてないのが第6場。祝祭。
楽までに見えてくるものがあるでしょうか(笑)

そして、ごくごく短いミズさん一人の第7場はまたなんとも魅力的です。うちに閉じこめた魅力とでも言いましょうか。

2008/09/07(日) 20:04:33 [『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』]

今日は東宝の一般前売り開始日でしたね。
希望の日がとれたので、東宝へ日帰り遠征します。(笑)
これだけ大劇場で観ているのに、ソロモンの指輪とマリポーサの花、飽きることがありません。


さて、続きです。
拭いきれない虚しさなど
人の世について回る影・・・
の歌の後、ネロは路でフェルッティの子分二人に囲まれます。そして、フェルッティのもとへ。
ネロの仕事をのっとろうとネロをおどすフェルッティ。
だ、け、ど・・・

ネロが一枚上手です。(エスコバルのおかげですけどね。)
ネロの迫力、なかなかの見ものです。マフィアがかわいくみえるのも面白い。

夜中に大統領官邸に向かうネロとエスコバル。
フェルッティと名乗って、乗り込む二人。
ネロは、サルディバルにこれ以上フェルッティをのさばらせるなと賄賂の記録を元に脅しをかけます。
またまたなかなかの迫力のネロ。その近くに出来る男の雰囲気を漂わせてスマートに佇むエスコバル。

この件を終えて、エスコバルは、
「悪い夢みたで終わらないかな」
ネロ「まさか」
エスコバル「これで片付けばいいが」

エスコバルは穏便に済むことを願い、平穏な日を求めているのでしょうね。
そんなエスコバルにネロはリナレスの居所を探してくれと頼みます。
それに対しエスコバルは「もう、そんなことに人生を費やしたくない。何のために生き残ったんだ。俺もあんたも」と。
ネロは「俺だって、もう同じ絶望を味わいたくはないよ。(中略)みすみす罠に落ちるのを黙って見ちゃいられない。出来ることがあるのに躊躇したくない」
という思いを訴えます。
エスコバルは、その思いに「これが最後だ」と同意して手伝います。

リナレスにあう、ネロ。だけど、ネロのチャムロに帰国を思いとどまらせたいという思いはリナレスに受け入れられずリナレスは去っていく。
「命は理屈で捨てていいものじゃないわ」というセリアの悲しみ、嘆きをなぐさめるネロ。
そして、自分がかつて軍にいたことなどを話て自分にしかできないことがあると何かに突き動かされるように強く言うネロ。

セリアは自分が知らなかったネロの心の一面を知り、苦しい思いを歌で表す。

大学のキャンパスでは、学生たちが集会をしている。
そこに、警官がきて、リナレスを逮捕していく。
それを見ているロジャー。これまでの軽い記者の雰囲気とはうってかわった冷たく威圧的な雰囲気を漂わせて。

一方、ネロのクラブに無人の車が突っ込む。そのことを知った、エスコバルは店をゴンザレスに任せていそいでネロのもとへ。
ネロが狙われるとぴんときたのでしょうね。さすが、切れ者エスコバル。

ホテルの前でネロはフェルッティの子分に襲われるが、取り押さえる。そこに、かけつけるエスコバル。(ものすごく頼りになる友人ですね)

ホテルで状況を語り合うネロとエスコバルだけど、
大急ぎで動きつつ、ネロ「リナレスが生きている間が勝負だ」
に対して、エスコバルは冷静に
「リナレスとチャモロでは意味が違うぞ。そこまでする価値があるのか」
突っ込まれて気がつくネロ。

セリアの弟でなければ同じことをするとは限らないからよく考えてくれと言って去ろうとするネロにエスコバルは自分がネロの部下だったと話しかけ・・・
それをさえぎるようにネロの言う、
「友達だよ、たった一人だけの、俺の」
の言葉がとても胸に響きます。本当はついてきて欲しいのだろうけど、それは言えないネロ。
これまでの二人のツーカーの行動を見てきたので、ここでの覚悟はつらい。
だけど、エスコバルの、全てを分かっていいよといった思いのこもった、
「そうか、じゃ、行けよ」
ネロの「うん」
からこの二人の関係がよりしっかりと伝わってきます。

この後のエスコバルの自分の生き方の歌がまた胸に響きます。

ロジャーとフェルッティを使って取引するネロ。そばにはエスコバル。
リナレスが生きているうちに助け出すことができてほっとするネロ。
でも、それもつかの間。
ラジオからはチャモロが明朝かえってくると聞こえてくる。

ネロが戦いに行くことを察知したセリアは行かないでとネロにすがります。
セリアは二人で生きればいい。地の果てでもいいと、行って欲しくないことを訴えるのですが・・・
この思いとってもよく分かります。そばにいたい、行って欲しくない、もう、あえないかも知れない、死んでしまうかもしれない、生きていても帰ってこれない・・・などなどめまぐるしくいろんな思いがセリアの頭に浮かんだことでしょう。
でも、ネロは言うのです。
「そんなところには絶対行かせない。もっと素晴らしい世界で俺は君を愛したい。だから行くんだ。」
この言葉に衝撃を受けました。
地の果て、そこでも愛はこわれないのか?苦しいしいたげられた状況でも貫けるものとは限りません。セリアのために、祖国のために、ネロが今出来ることを実行して、素晴らしい世界で幸せになりたいという思いが胸に響きます。

「必ず戻る。ここが祖国だ。俺と君の」の言葉がとてもせつないです。

セリアのいつ?という問いかけに、生きている証に毎月この日にこの花を送るといって生けてあったマリポーサの花を一本セリアに渡し、去るネロ。

戦いに行くネロをエスコバルが待ち受けている。
エスコバル「戦場ではあらゆる死を覚悟しろ、そう叩き込まれた」
ネロ「生き残るために」
エスコバル「そうだ」

この台詞があとの場面でよみがえります。
2度目以降はもう、この台詞を聞いただけで辛い。

チャモロが上陸し、ネロたちと合流し、ネロたちが残って戦い、チャモロ他数名を逃しつつ戦うシーンは圧巻です。

ネロ、エスコバルは目的を果たした。
でも、その時、エスコバルとの別れが・・・
エスコバル「あらゆる死ってなんだ。部下の死もそのうちだろう」
ネロ「お前は部下なんかじゃない。俺のたった一人の友達だ・・・・・」

軍で叩き込まれたはずのことだけど、そんなことはどこかに言ってしまって取り乱すネロに涙、
エスコバルの「このまま死なせるな。行くところを見てから死にたい・・・」などなどの言葉の数々にようやく立ち去るネロ。

チャモロの声、エスコバルの歌・・・すべてに涙。

場面は変わり、イスマヨール邸。
セリアに届け物が届く。
何かしら?と開けてみるセリアがその箱の中身を見たとき・・・
ネロが生きているという喜びをかみしめた表情にまたまた涙でした。

最後のネロのモノローグ
「エスコバルのためにも俺は生きよう。そして、セリア。いつの日か必ず君に会いに行く。変わらぬ思いと、マリポーサの花を携えて」
にまたまた涙でした。

心に響く台詞がいっぱいのこの作品、好きです。
架空の国のお話ということですが、もしこれがキューバなら、3,4年後には再会できるのかな?

ラストのショーの白い衣装の二人のデュエットダンスを見ながら、再会できたのかな?それとも、天国でしか会えないのかな?とかその日によっていろいろ感じてます。

主題歌も素敵で歌を聴いただけでもうるうるきたりします。

2008/09/07(日) 07:23:28 [『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』]

公演も残すところあと2週間となってきました。
そろそろ作品の感想を書いておこうと思います。

とある南の小国の物語。何度も政変を繰り返し、逃げ惑い、人々は不満を鬱積させていた。
高級クラブの経営者ネロ(ミズさん)はかつて、エスコバル(ゆみこさん)とともに、軍の特殊部隊にいて現政権樹立のために尽力したのだが、結果は、大国の後ろ盾によって擁立された軍事政権下で搾取や弾圧そして貧困。力では世界は変わらないとさとったネロは密輸で資金を調達して、病院や学校を建設する等、裏の家業、自身のできることで、祖国に利益をもたらそうと取り組んでいた。


現政権樹立の功労者でもあるのだから、その中でのほほんと暮らせることもできたはずだけど、そうではなく、祖国のために自分に出来ることをするという強い思いを持ち続けているネロは、政治犯を海外にに逃がしたりもしていた。そんなネロを見てエスコバルはあぶないと忠告をする。でも、その時は「やばくなったら表の顔で生きるよ」と明るくネロ。

外国資本に屈することなくプランテーションを切り盛りしているイスマヨール(まやさん)と手を組み、裏の事業を行っていたのだが、その娘セリア(となみちゃん)と息子レナリス(桂ちゃん)がクラブでダンサーと歌手として働いていた。

大統領サルディバル(ハマコさん)の誕生日パーティがネロのクラブで行われていた。そこで、サルディバルにマイアミの大富豪、フェルッティ氏(きたろうくん)を紹介されるのだが、その時、大統領が銃で狙われた。
幸い、エスコバルが阻止してことなきを得たのだが、銃を持ち込んだのはリナレスだった。

フェルッティ氏がらみと、リナレスがらみの二つのやっかいな出来事が同時に進行し始める。

フェルッティ氏は「裏の商売の話をしよう」と話を持ちかけてくる。なんのことかさっぱり分からないととぼけるネロ。

フェルッティ氏がその場を離れるとすかさずやってくるエスコバル。
「正体を調べよう。手を打つのはそれからだ」
頼もしい仲間です。

そして、銃で狙われるサルディバル。
そこに記者だと名乗ってロジャー(かなめちゃん)登場。エスコバルに話を聞きたいと追いかけていく。

ネロは、リナレスを追いかけてクラブの裏口で拳銃の件から話をする。
リナレスは、「たとえどんな犠牲を払おうとも、この現状を放っておくことができない」と熱い思いを抑えつつも語る。ネロは、「君が無謀なことをするのを放っては置けない、君らのやり方で国民の支持を得られるのか?それがなければどんな闘争もむなしいだけだ」と話をしようとするのだけれども、自分の理想をただひたすらに述べて去るリナレス。


一方、フェルッティについて調べていたエスコバル。
ネロとカフェで落ち合って・・・
「マイアミを仕切っているマフィアだ」
そして、リナレスの件にも話が及ぶ。
エスコバルは、「リナレスもいつまで無事にいられるかわからない・・・自分達にできることはない」とすっぱり切り捨てるのだけれども、
ネロは、「チャモロが帰国するらしい」とリナレスから聞いたことを話す。
エスコバルは「ありえない、CIAに見張られているはずだ。帰国した途端逮捕されるのがおちだ。」
とそんなことに拘るなというスタンスから二人の過去の話へ。

ネロは「チャモロが戻れば、今はバラバラな勢力が組織化されるかもしれない」

二人はかつて周到に準備して戦ったのに今の状態がこれ・・・
見切りをつけたんだろというエスコバル。
見て見ぬふりはできないというネロ。

どちらの気持ちもよく分かります。
リナレスがなげかけた波紋に対して、エスコバルは
「ついてきたたことを後悔はしていないが、この先は分からないぞ」
と言い、ネロは、
「それでいいじゃないか、お前は自分の心配をしろよ」
と言う。そして、エスコバル
「あんたに言われたくないな。あんたこそ、もうちょっと自分のことを心配したらどうだ」

この二人のやりとりが、その後の二人の行動を暗示しています。
ネロは自分のことより、みんなの幸せのために出来ることをしなければという思いが強い。
エスコバルは、自分のスタンスもあるのだけれども、ネロのその思いに共感し行動する。

二人が話しているところに、ロジャーが割って入ってきます。ロジャーがCIAである、知りたがっているのはチャモロの情報と気付く二人。

フェロッテイ(マフィア)への対策のためにイスマヨール邸を訪れるネロ。
ネロの身に危険が及ぶのではと気遣うイスマヨール。
拳銃事件の件について、イスマヨールは、「連中の幼稚な暴力には愛想がつきた。政府に抑圧の口実を与えるだけだ」とリナレスたちの行動をリナレスがからんでいるとは知らずに大人の立場の考えをこぼします。
イスマヨールが農場を見回りに行き、セリアがリナレスが帰ってないという相談をネロにもちかける。

セリアはリナレスのことに全く気がつかなかったことで自分をせめるのだけれども、ネロは、
「自分をせめるのはよくない。仮に気付いていても何かできたとは限らないだろう」
となぐさめる。そう、そう思う出来事ってありますよね。

また、セリアは、
「どうしてなんだろう。世界には、安全で平和に暮らしている人たちもいるはずなのに」
と、それに対してネロは
「けどその国も、ずっとそうだったわけじゃない。。それなりの犠牲を払って勝ち取ってきたんだ。俺達はまだその途中にいるんだよ」

この言葉は胸に響きます。今、平和かもしれない、でも、それだってみんなが意識して守っていかなければいつどんな風に変わってしまうか分からないと思います。

ネロのセリアに対しての言葉、
「たとえどうであれ、必ず良かったと思える日が来る」
その日に向かってやれることをするんだという思いが伝わってきます。

そして、このシーンのあとの銀橋のネロの歌が胸に沁みます。

ほんのささやかな願いとか
悲しませたくない人とか
何故守ることも出来ないのだろう
それも定めとは思いたくはない

ネロがこの歌を歌っているとき、本舞台でコロスで踊っているコマちゃんたちは、ネロの気持ちを表しているとニュースで言ってられましたが、それを聞いたのでこの間は、ミズさんを見つつ、一人ひとりしっかり観ました。

長くなりすぎましたので、続きはまた後日にでも・・・
ここまでは、一人ひとりの人物紹介とそれぞれが抱いている思いのシーンでしょうか。

2008/09/06(土) 20:40:45 [『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』]

行ってきました、今日の15時公演。
約1週間ぶりです。前回観たのがずいぶん前のことのように思います。

OMCカードの貸切では、グラシャスのところで、OMCと言ってられましたが、今回はグラシャスのままでした。でも、今回はウィンク付(笑)

抽選はまたもやはずれです。貸切公演で何かあたったことはいまだかつてありませんのでもとから当たる気がしません。でも、阪急の貸切はトップさんのインタビューとあいさつがあるのが嬉しいですよね。ミズさんととなみちゃんが幕が再び上がって登場。

ミズさんは、タイで撮られた写真集について司会の方から質問をうけてられました。
(さすが旅行社の貸切)
3日間でめいっぱい撮影でかなりハードだったようです。

夏の健康法を聞かれて、ミズさんは、今年のこの暑さをなんと、クーラーなしですごされたとのこと。客席から驚きの声が上がってました。扇風機とうちわで乗り切った(まだ、暑さは終わってませんが)そうです。すごいですね。(しぐさがかわいいミズさんでした)

今日の私の涙ポイントは、
ネロのたった一人の友達発言のところと
ネロとエスコバルのシーンのネロの駄々こねと、
セリアが届いた箱のマリポーサの花を見た表情と、
ラストのモノローグで、ネロが、「いつの日か必ず君に会いに行く。変わらぬ思いと、マリポーサの花を携えて」を聞いた瞬間でしょうか。

最後のモノローグでうっときたのは初めてかもしれません。


そうそう、今日はブックマークの発売日だったので、ちょっと早い目に行って買いました。
一人3枚まででしたので、3枚買おうかな?なんて思いましたが必要枚数の2枚にしておきました。

2008/08/31(日) 21:09:01 [『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』]

そう、アクアのCDを買ったときに出来る抽選は、残念ながらはずれでした。
OMCカードの貸切公演の抽選もはずれでした。
でも、今日は最高に幸せなW観劇でした。
今日は最前列と最後列での観劇。
今日のMYキーワードは、カフェのネロとエスコバルのやりとり。
ネロ「お前は自分の心配をしろよ」
エスコバル「あんたに言われたくないな。あんたこそ、もうちょっと自分のことを心配したらどうだ」

今日はその言葉を聞いた瞬間、その後のもろもろの行動が一瞬に頭に浮かんできました。




感想にもなにもなっていない舞い上がった語りは続きに。(笑)

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2008/08/26(火) 22:38:37 [『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』]

大人のお芝居なので、新公学年の方々が取り組むのにはなかなか大変な演目だったのではないでしょうか。

幕開きのあたりは、緊張されているのか、大湖さん、声がやや高め。母心で頑張れ~と思ってました。
だんだん落ち着いて力を発揮されたように思います。低めの声を出そうと努力されてました。
立ち姿や、座った姿勢などを見ると、ミズさんの姿を研究されたのだろうなって思えました。
きれいでした。そして、ダンスとか動きの多い場面は良かったと思います。
それとラストのエスコバルに気持ちをぶつける場面がよかった。

エスコバルの凛城さんも、リナレスの彩風さんも歌がうまいですね。演技も。
リナレスのスペイン語の歌のところではとても大きな拍手が起こっていました。

ロジャーの香綾さんは、安心して見ていられます。ただ、かなめちゃんの雰囲気そのままだったような気がしました。
アリシアの愛原さんもとてもお上手で、あませさんとはまた違った役作りで面白かったです。
イヴァンの冴輝さんもコマちゃんとまた違った感じで面白かったように思います。


イスマヨールの紫友さんの熱血な雰囲気も面白かったです。
フェルッティの大凪さんもまた、緒月さんとは違った感じで面白いところがありました。
ゴンザレス葵さんは、車がつっこんだところでその怖がり方で笑いをとっていました。

ネロとエスコバルの関係は、本公演と反対のような雰囲気かな?
本公演では、ミズさんのネロが骨太でゆみこさんのエスコバルがシャープな感じ。
新公は大湖さんのネロがシャープで凛城さんのエスコバルが骨太な感じ。なんとなく、上官と部下だったというのが逆のような気もしないではありませんでした。

雪組上級生の方々は、上手の端の後ろの方のS席。
客席に入ってこられがときのミズさんの後姿が一瞬見えて、たぶん、オールスターの君が代の時の白い服だったように思います。(入られるときも出られるときも客席がやや暗く、よく見えませんでしたが。)

2008/08/25(月) 20:28:26 [『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』]

昨日の観劇は上手端前方席。
夜の記憶が大きくて、観劇の記憶は遠のいてしまってますが、ちょっとだけ。

ミズさんが、上手を向いた演技の時は前方席にもかかわらず、オペラを覗いてました。
この回の一番胸にぐっときたのは、ラストのネロとエスコバルの場面のミズさんのネロの演技でした。
いつもは、その後のゆみこさんの歌のあたりがピークなんですが、この回はミズさんのネロの日ごろ見せない面がぐっと胸にせまってきました。日ごろ、何事にも動じないネロが例の件で、あんなにおろおろしてしまうなんてと。

それと、こっちを向いたときにオペラを向けていたら、なーんと、セリアとのラブシーンの瞬間をしっかりオペラで見てしまいました。間1センチ?しっかり向き合うネロとセリア。どぎまぎしてしまいました。(笑)

ビール瓶の中身にも注目。はじめは3分の1程度中身があったのが、いつの間にか、4分の1程度に減ってました。

何をしていても、主題歌が頭の中でなってます。あ~、また見たいです。
今日は七帆さん、十輝さんほか、宙組の若手ジェンヌさんがたくさんこられていたとか、まやさんのアドリブもあり、客席は華やかだったでしょうね。(お知らせくださったSさん、ありがとうございました。)






2008/08/23(土) 17:57:40 [『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』]

「忠告だよ」の場面といい、
「脳天ぶっ飛ばすぞ」の場面といい、
サルデイバルとの場面といい、迫力満点カッコイイです。

今日は、宙組さんの並びの日でした。朝は4時おきで眠い~。
寝てしまうかも?と心配しましたが、なんとか大丈夫でした。

今日は、1階S席前方下手、来年からSS席になるあたり。
幸せなことに、よいお席でした。はじめはなんだか落ち着きませんでしたが。(笑)
さすがに視力の悪い私でもほとんどオペラなしで十分です。
オペラを使うと、半身しか見えず、踊っていたりするとすぐ視界から出てしまいます。
でも、お芝居は微妙な表情の変化がよく分かりますね。
これまで、センターと上手が多かったので、ミズさんが下手をむいたお芝居は表情が見れなかったのでそのあたりはオペラを使いました。

リナレスとネロとの会話のシーン。重苦しい雰囲気がミズさんの眉間のしわからより伝わってきました。
セリアを紹介される場面も下手向き。他にも多々ありましたが、忘れてしまいました。(その瞬間はいろいろ思ったのですが)

この作品の主題歌が好きです。歌詞から物語の全てが思い出され、メロディーもきれいですから。
幕開き、この歌の歌詞をちゃんと聞くと物語の流れが分かるはず?なのでしょうけど、初見でちゃんと歌詞にまで注意が及ぶ人はどの程度いるのでしょうね。1回目はやはり目に見えるものに注意がいくような気がします。

前にも書きましたが、ミズさんの銀橋の歌が好きです。この物語の登場人物たちのおかれている状況を思うと歌詞が強く胸に響きますが、現在の自分たちの周りにも状況は違っても同じように思う事があるように思います。

そして、エスコバルの歌の歌詞、考えさせられますね。これも、エスコバルのことを思うと強く心に響きますが、今の自分にも響いてきます。

戦闘シーンが2階から見てすごい!と思いましたが、今日、1階前方から見てみると、これもまたとても迫力があってすごい!って思いました。ここは、一切オペラを使わずに見るべきところですね。全体が素晴らしいです。それに、初見でオペラを使ってしまうと戦いの意味が分からなくなることが多いのでは?と思います。

私が必ずオペラを使いたいのは、幕開き、白いスーツでゆみこさんと戯れるところの笑顔。
こんなさわやかでかわいい笑顔はこの作品ではココのみなので。と言いつつ、今日はオペラを覗かなかったような気がします。明日は必ず覗こう(笑)

オペラを覗くといえば、ラストのとなみちゃんの表情とマリポーサの花。
(必ず涙をさそいます。)

私の3大涙ポイントは、
マリポーサの花が箱から見える瞬間と、
エスコバルの歌とチャムロの声とエスコバルのせり下がり、
ネロの、たった一人のともだち発言でしょうか。

なんだかとりとめもなく書きましたが、今日は、エスコバルのたった一人の友達発言を初めて聞いたような気がします。いったいこれまで私って何を見ていたのでしょうか(笑)
見る方の気持ちで?演じ方によって?その時によって心にとどく言葉が違うということでしょうか。

2008/08/21(木) 21:02:59 [『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』]

15時公演に行ってきました。
今日は桂ちゃんの抽選会の日です。
ショーの金の衣装で登場した桂ちゃんは、いつもの、とってもかわいらしい満面の笑みでお話されていました。
見所を聞かれて、お芝居の例の歌を言ってられました。そして、最後は前、後ろ、2階と何度も観に来てくださいと宣伝されていました。


今日は、ミズさん、また少しお化粧を変えてられました。今日のお化粧、とってもよかったと思います。

この前みれなかったウィンクは・・・
今日は大サービス?
クラブのショーのラストに1回。
フィナーレの踊っている最中に1回。
グラシャスで1回。

2番目のウィンクで、私の座っていた一帯、小さく声がもれてました(笑)

ラストのミズさんとゆみこさんのシーン、ますますよくなってます。

かなめちゃんも、ミズさんとゆみこさんに話しかけてくるシーンがより自然な感じになってきていました。ビールをさげられちゃったところとか。